大事故起こしたのに快適生活!?鉄格子もない自由な交通刑務所ってなに?

交通刑務所とは

交通事故、または悪質な道路交通法違反といった交通における犯罪が確定し、懲役刑もしくは禁錮刑などの判決を受けた受刑者が収容される施設が交通刑務所です。

一般の刑務所とは形式が異なり「開放処遇」、規制がゆるく自由度が高い刑務所のようです。

ただし、「交通事故=交通刑務所」とは限りません。事故状況や過失の度合いによっては、通常の刑務所へ収容されます。

では、交通刑務所の中で生活する受刑者は、どのような生活を送っているのでしょうか。

交通刑務所 受刑者の一日

交通刑務所に収容された受刑者は「舎房」と呼ばれる生活宿舎で生活を送ります。
寝床、食事、あらゆる生活の場です。規則に従いながら社会復帰するための生活を送るわけですが、受刑者には労働の義務も発生します。

朝食は7時。朝食を済ませたあと、月曜日から金曜日まで刑務所内の工場に出向き、それぞれ割り当てられた作業(刑務作業)を行います。
つまり、交通刑務所の労働シフトは週休二日制。木材を加工したり部品を組み立てたりなど、それ以外にも能力が高い受刑者であればデータの管理や報告書の作成といった計算工を担当します。

昼休みには工場内の食堂でランチタイム。
午後になると刑務作業が再開され、夕方4時が終業時間。作業を終えれば風呂に入り、シャワーを浴び、その後、舎房に戻って夕食です。
夕食後から就寝までは自由時間。
テレビを見たり雑誌を読んだり囲碁や将棋、手紙を書くなど各々です。

ただし、禁固刑で収容された受刑者は条件が異なります。
懲役刑で収容された受刑者は刑務作業が義務付けられますが、禁固刑者にいたっては労働義務が発生しません。
禁固刑者の場合、受刑者が自分から申し出れば作業できるシステムとなります。

[参考] NPO法人 監獄人権センター

交通刑務所の娯楽

交通刑務所の娯楽
交通刑務所での基本的な娯楽は、テレビ鑑賞・雑誌・読者・囲碁・将棋など。受刑者たちの日常は意外と“ゆるく”、昼食や夕食が終われば自由時間となり、雑談や将棋、テレビを観たり本を読んだりと自由度が高い様子。

また、優良受刑者にいたっては、定期的に“映画を見ながらお菓子を食べる”といった集会が開かれるほど。

アルフォートやポテトチップス、チョコパンやサラダせんべい、チョコパイやコーラが主なラインナップとのこと。

そのほかにも球技大会や運動会、カラオケ大会や歌手のコンサートなどイベントも充実。

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刑務所のメシは“臭くない”

ドラマや映画では「刑務所の飯は臭い」そんなシーンもありますが、実際には栄養バランスを考えた健康的な食事です。

とはいっても、美味くもなく不味いわけでもない。カロリーや病気予防を考慮し、塩分少なめで調理されているため、ただ単に味が薄いだけ。

たまにショートケーキやフルーツポンチなどのデザートも支給され、ジュースと一緒に食後のデザートを楽しむメニューも。

刑務所の外で暮らす一般人よりも、体のことを考えた健康的な食生活を送っているようです。

交通刑務所は“鉄格子が無い”?!

刑務所の鉄格子
交通刑務所の舎房は4つの寮に分かれます。

まずは「新入寮」からスタートして次に「準開放寮」、さらにステップアップすると「開放寮」へと移動し、最高ランクは「希望寮」です。

このなかで一番粗末な環境が新入寮。夏は暑く冬は寒い、いわゆる“独居房”と呼ばれる部屋になります。

部屋に鉄格子が無くなるのは開放寮からで、新入寮と準開放寮に限っては鉄格子で塞がれています。

開放寮や希望寮に移動したあとでも、規則違反や取り調べを受けたりすると新入寮からやり直します。

交通刑務所の部屋すべてにおいて鉄格子が無いというわけではなく、段階がアップすれば鉄格子が外され解放感が増す仕組みのようです。

交通刑務所、総合的に見れば“ゆるい”環境

交通刑務所のゆるい環境
一日の生活スケジュール、娯楽、食事などから総合的に判断すると、交通刑務所での生活は想像以上に“ゆるい”と言えそうです。

もっと厳しく、粗末な暮らしかと思いきや、充実した環境が整っています。

ただ、いくら通常の刑務所より環境が“ゆるい”とは言え、人間関係や集団生活におけるストレスの問題は変わらないとのこと。
重度になればいじめに発展し、最悪の場合は精神障害や自殺を引き起こすケースもあるようです。

いずれにしろ、交通刑務所=刑務所であることは確か。

収容されないよう日々の生活を送り、事故や犯罪の加害者にならないことが一番です。

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