お恥ずかしいことに、私は運転するのが怖いという運転恐怖症です。いや、正確には交通事故恐怖症です。。
そのため、いつも運転時には恐怖心と闘いながらハンドルを握ります。(特に首都高速は激しく緊張します…)
運転恐怖症はペーパードライバーの人に多いのですが、私は数年前までは毎日運転していたのでペーパードライバーではありません。(最近は2ヶ月に1回ほどレンタカーを借りて運転する程度ですが、特に運転が下手というわけでもありません。でも、怖い・・・)
そんな、小心者の私がロングドライブの際に実践している「運転恐怖症の克服」、「事故に遭わない」、「事故を起こさない」ための工夫をご紹介します。
GWに家族や友人とドライブに出かける方も多いと思います。実は運転するのが怖いという方は参考にして頂ければ幸いです。
車の運転が怖くなる理由
運転するのが怖い(嫌い)理由はさまざまですが、主に以下のような原因が考えられます。
- ペーパードライバーのため(頻繁に運転しない)
- 人身事故の被害者あるいは加害者になった経験がある
- 親族・知人に事故経験者がいる
- スピード恐怖症
- 閉所恐怖症
- 心身疾患などの病気
ちなみに、私が運転するのが怖くなった理由は“職業病”から来たものです。
仕事柄と言いますか、全国で起きる交通事故ニュースを毎日ウォッチしていたら、いつの間にか運転恐怖症、交通事故恐怖症になってしまいました。(苦笑)
運転が怖くならないようにする工夫
じゃあ、運転しなければいいじゃないかと言われそうですが、そうもいきません。
趣味が遺跡・旧跡巡りなので、旅行の際には効率よく見て回るために自動車の存在は不可欠です。また、子供がまだ2歳なので公共交通機関(バス、電車)で移動を繰り返すのは、子供も可哀想ですし自分たちも疲れます。
ですので、趣味とたまの家族サービスのために車の運転は必要なのです。
であれば、「運転の恐怖と上手く付き合っていくしかないよね」という事で、“運転プレッシャーを克服する方法“、“事故から身を守る方法”をいろいろ考えてみたのです。
以下、9つの工夫です。
1.事故るときは事故ると開き直る
まずは、精神面の克服からです。まぁ、どんなに安全運転していても事故に遭う可能性はあります。これは、何も運転中だけの話しではありませんね。生きていると、様々なトラブルに巻き込まれるものです。
ですので、そうなったら、そうなったで仕方ないという諦めの境地(開き直り)でハンドルを握ることにします。(そう考えると少し気持ちが楽になります)
しかし、「事故を起こさない」、「巻き込まれない」という細心の注意だけは欠かさないように意識して運転します。
2.運転前の準備
交通事故で多いのが「漫然運転」、「わき見運転」などの不注意によるものです。
*警察庁が発表した平成26年中の交通事故の特徴及び原因などの調査データ。
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001129473
ですので、運転時の集中力を保つために前日から準備をしっかりおこないます。
- 前日は睡眠を十分取る。早出する際には早めに就寝する
- 前日はお酒は控える
- 渋滞への準備(食事、お菓子、飲み物の用意)
- 眠気防止グッズを用意(メントール系のガム、キャンディ、フェイシャルペーパー)
- リラックスできる音楽を用意する
- 運転前にトイレで用を足しておく
3.目的地までのルートを調べておく
目的地までのルートを事前に入念に調べるようにします。高速道路に乗る場合には、乗り口から下り口の名前、右車線から乗るのか?、左車線から下りるのか?までチェックします。
ルートと所要時間が頭に入っていることで、少なからず自分の中で安心感が生まれます。
それでも、時々道を間違えてしまうことがあります。そうなった時に、慌ててカーナビに気を取られてわき見運転しては危険です。(これが事故のもと)
もし、道を間違えたら、安全な場所で一旦停車して再度ルート確認をするようにします。
4.追い越し車線は走らない
高速道路の事故原因の一つに「スピードの出し過ぎ」、「車線変更時の接触や追突」があります。基本的に左車線をキープして走っていれば、これらの事故リスクを回避できます。
ただし、前を走る車が制限速度80kmのところを60kmで走るような低速走行で走っている場合は逆に危険です。(後ろから追突される危険性大)その際にはやむなく、前の車を追い越して速やかに左車線に移動します。
高速道路では前後左右を頻繁に確認しながら走行しますが、左車線走行が確認ストレスも少ないと思います。
5.夜間の運転は避ける
交通事故が起きる割合は夜のほうが断然高くなります。ですので夜の運転はできるだけ避けるようにします。旅行中は超朝型の行動を心がけて効率よく移動するようにします。
【夜間運転の事故リスク】
- 視界が悪くなる
- スピードが出やすくなる
- 居眠りするドライバーが増える
- 飲酒運転者が増える
6.赤ちゃん乗車ステッカーを付ける
子供の同乗時には「BABY IN CAR」のステッカーを必ず貼るようにします。追突防止のために貼るわけですが「抑止効果は無い、そんなの気休めだ」という人も中にはいます。
しかし、私の場合は運転時には前を走る車の状況をくまなくチェックします。「BABY IN CAR」、「初心者マーク」、「わかばマーク」が貼ってあれば、車間距離を開けるなどの対応を必ず取ります。ですので、一定の効果はあると思います。
もし、子供が同乗しない場合でも、何か目立つステッカーを貼ったり派手なタイヤカバー付けるなどで追突防止効果になる可能性もあります。試してみてはいかがでしょうか。
7.軽自動車よりも普通乗用車を運転
軽自動車の国内普及率は4割と非常に高い数字となっています。軽自動車は小型で燃費もよく維持費も少いので魅力的ですね。
しかし、コンパクトカーと言われる理由は軽量かつシンプルな構造だから。軽自動車は安全性にはあまり配慮されていないのが実情です。
事故の際には、ボディが頑丈な車ほど運転者、同乗者の被害が少くなるのは間違いありません。
衝突に強い乗用車としては、ベンツ、BMWのような欧州車、あるいは4WDのように車高が高く頑丈な車体の車が一般的に強いと言われています。
このような高級車には乗れませんが(苦笑)、レンタカーを借りるときには多少値段がアップしても2000cc以上の車にします。大きい車は室内も広いため運転時に気持ちの余裕が生まれますね。
8.ドライブレコーダーを付ける
万が一、事故に巻き込まれた際にもドライブレコーダーがあれば重要な証拠が残せます。
ドライブレコーダーを付けることにより、運転する側も安全運転をより意識するようになります。証拠と共に事故の抑止効果を生む便利なツールだと言えます。
ドライブレコーダーが標準装備されているレンタカー会社は少ないので、無料アプリをダウンロードして使用しています。こちらでスマホをドライブレコーダーにする方法を詳しく解説しています。
もし、何か交通トラブルが起きたとしても記録が残るので安心感が得られますね。
9.サービスエリアや道の駅を楽しむ
ロングドライブでは、目的地へ行くのが目的ではなく、運転するのが目的のような錯覚を起こすことが無いでしょうか?特に渋滞に巻き込まれるとその気持はいっそう強くなります。
ですので、運転が長時間になる場合には、運転を少しでも楽しくするために適宜サービスエリアや道の駅などで休憩したり、飲食や買い物を楽しむようにしています。
運転のプレッシャーからも多少開放されますし、楽しい気分になれますよね。
まとめ
GW期間中に車で遠出される人も多いと思いますが、運転が怖い、事故が怖いという方のために簡単にお試しできるアイデアとしてご紹介しました。
私もGW後半に家族サービスを兼ねてレンタカーで千葉県の房総半島を巡る予定です。
往復で首都高速を走行するため、それを考えたら今から“少し憂鬱”になっていますが、リラックスしてしっかり準備をしてからハンドルを握ろうと思います。
それでは、安全運転で楽しみましょう。