埼玉・浦和に事務所を設立したのは、平成26年の4月8日のことでした。 思えば私は埼玉・浦和に育てていただきました。子供の頃から、ありとあらゆる失敗を埼玉・浦和でしました。 やはり、そのご恩返しを埼玉・浦和でするしかないという思いで、埼玉・浦和での事務所開設を決意しました。 事務所設立の地を、他でもない浦和に決めたのは、浦和であれば、埼玉の全域の方々に訪れていただけるのではないか、他の地では、それを叶えることは難しいのではないかという思いがあったからです。 事務所開設後、ご恩返しをするはずでしたが、埼玉は勿論、東京や近隣のエリアの医療機関や医師の方々、不動産会社の方等、ありとあらゆる方々にお世話になるばかりでした。 私はこれまで、交通事故の被害者救済のため、後遺障害問題を弁護士自ら扱い、裁判基準での示談解決による賠償金獲得に徹底して取り組んでまいりました。しかし、もともと医学の専門家ではない私が一人で被害者の救済をなしうるはずもなく、埼玉全域の医師の方々や、看護士、理学療法士、ソーシャルワーカーや各院の医事課の方々等、数限りない医療機関関係者の方々のお力添えを頂いてきました。 |
たとえば、医師の方々には、患者様の傷病を緩解・治癒させ、命を救うというこの上なく重大な任務をこなされる中、損害賠償という、本来関係のない事柄についてお時間を割いていただき、種々の検査につきご指示いただき、これまで無数の後遺障害診断書やその付属書類を作成していただいております。
医師の方の立場に立てば、後遺障害診断書の作成に協力したからといって、患者様が救われるわけでもなく、ひとたび、「後遺障害の生みの親」となってしまえば、弁護士やら裁判所から、あれやこれやと繰り返される質問に応じなければならないのではないかという危惧の中でご協力いただいているものと思っております。
それでも、患者様のためにと、検査のご提案を下さったり、中には、等級審査中に自賠責保険会社から病院宛に問い合わせが入ると、真っ先に当事務所にご連絡下さり、「自賠からの照会について相談したいから院まで来てくれないか」と仰って下さる、地元の基幹病院の先生もいらっしゃいます。そんな折は、そのお心遣いが本当に嬉しく、心の中で嬉し涙を浮かべながら、お話を伺います。
また、相続その他の不動産問題については、不動産の価値をどう見るかが解決の良し悪しを分けます。当事務所では、北埼玉からを通過し東京都新宿区辺りまでのエリアで数々の物件に関する問題を扱ってきましたが、その度に、不動産評価について相談に乗っていただいてきたのが地元埼玉・浦和や東京都の不動産業者様方です。
中には、査定だけしていただいて、仲介のお仕事にならないような場合もございましたが、本当に懇切丁寧な査定と不動産評価に関するアドバイスを頂いてまいりました。また、借地権取引の局面で、超短期間で買主様を見つけていただいたり、遺産の中に農地が入り込んでいた際、その買主様を探していただいたりと、本当にご尽力いただいてきました。
こうして、当事務所の業務にお力添えを頂いている方々にご恩返しをしなければ、私は地元埼玉・浦和にも東京にも、お世話になりっ放しになってしまう。それでは、ご恩返しをするために事務所を設立したというのは口ばかりになってしまう。
そんな思いから、この事務所サイトを設立することを思い立ちました。当事務所は、実際に出会った方々からご相談を頂くケースが多くあります。
患者様のご通院先の病院からのご相談や、不動産売買でお世話になった不動産業者の方々からのご相談やご紹介、また、交通事故に遭われたお客様から、相続や離婚のご相談をお受けするといった具合です。
そこで、私は、この弁護士法人オールイズワン浦和総合法律事務所を通じ、お世話になった医師の方々や不動産会社の方々、ひいては医療業界、不動産業界の方々、その他、経営問題でお悩みの経営者の方々、人身障害や相続、離婚等人生を左右する問題で不安を抱えておいでの方々のご相談に乗り、広く、皆様方の人生とお仕事の相談役になりたいと思うに至りました。
このサイトが、一人でも多くの方々、一院でも多くの医療機関、一社でも多くの不動産会社はじめ民間企業の経営者の方々のご心配事を払拭し、皆様方のサービス向上、皆様方に起こった重大な問題の克服のお役に立つことができますように。
皆様の人生の相談役に、ご指名いただいた暁には、全力でお力添えをさせていただきます。一緒に乗り越えましょう。
職業柄、とても苦しい状況でお会いすることが多いですが、その苦しい出来事、悲しい出来事、辛い出来事に端を発した一本のお電話が、生涯相談できる弁護士との出会いの契機となるよう、我々は、日々、事務所内で議論に議論を重ね、全力で業務に取り組んでおります。
敢えて、申し上げます。
皆様とお会いする日を心待ちにしております。
所員一同、お電話、お待ち申し上げております。
代表弁護士 青木芳之