プロ野球選手は個人事業主ですので、年俸交渉から確定申告、さらには私的な問題などすべて自分で対応しなくてはなりません。
選手の方々はプロ野球代理人・顧問契約をおこなうことで、様々なメリットが得られます。
弁護士法人オールイズワン浦和総合法律事務所の代表弁護士青木芳之は、プロ野球をこよなく愛し、日本プロ野球選手会公認選手代理人にも登録しています。
プロ野球選手の皆様は是非当事務所にご相談ください。
日本プロ野球選手会公認選手代理人とは
日本プロ野球選手会公認選手代理人とは、プロ野球選手に代わって球団との間の選手契約や権利関係に関する交渉を行う者として、日本プロ野球選手会に公認された専門家のことです。
多くのプロ野球選手は、シーズンオフになると所属する球団と契約更改(契約更新)をしますが、その際には年俸などの契約条件について交渉しなければなりません。
選手代理人は、適正な契約条件の獲得を目指して球団と交渉することにより、選手が安心してプレーやトレーニングに専念できるようにサポートしてくれます。
選手代理人になれるのは、次のいずれかの条件を満たす人に限られます。
- 日本の弁護士法の規定による弁護士
- 外国法事務弁護士
- MLB選手会の規約に基づきエージェントとして登録された者
- 選手との間で一般的活動に関するマネジメント契約を締結している者
- 選手会が実施する検定試験に合格した者
以上の資格要件を満たす人が、選手会が実施する研修を受け、選手会による審査を経て、選手会の選手代理人名簿に登録されてはじめて、「日本プロ野球選手会公認選手代理人」となるのです。
もしも知り合いに弁護士がいたとしても、その弁護士が選手代理人名簿に登録されていなければ、契約更改の代理を依頼することは基本的にできません。
プロ野球選手が代理人と契約する際は、以下のことにも注意が必要です。
- 代理人契約は書面(契約書)で行う必要がある
- 契約期間は1年を超えてはならない
- 契約の自動更新は不可(1年ごとに契約する必要がある)
なお、選手代理人は、代理人活動により知り得た秘密を他に漏らしてはならないという守秘義務を負っています。したがって、契約した代理人に対しては、どのようなことでも安心して相談することが可能です。
オールイズワンは選手代理人として球団と交渉します
選手代理人の主な役割は、プロ野球選手の契約更改の際に球団と年俸などの契約条件について交渉することです。
FA移籍やトレードの際に、移籍先の球団と契約条件について交渉することも可能です。
代理人を付けるメリット
代理人を付けることで、選手は以下のメリットが得られます。
- 球団との対等な交渉が可能になる
- 適正な条件で契約を更改できる
- 球団との交渉を代理人に任せることでオフにゆっくり休める
- 球団との間でギクシャクした関係にならない
- プレーやトレーニングに専念できるようになる
選手は野球のプロではあっても、交渉のプロではありません。それに対して球団側は、経験豊富な交渉のプロが複数人で交渉の席に着きます。
このような状況で選手が1人で契約更改に臨むと、どうしても球団側に有利に交渉が進んでしまいがちです。しかし、専門家である代理人に交渉してもらうことで、対等な交渉が可能となります。
年俸の交渉で揉めた場合も世間からヒール扱いされるのは代理人であり、選手本人はクリーンなイメージを保つことができるでしょう。
代理人を付けるデメリット
代理人を付けるデメリットとしては、次の2点が考えられます。
- 代理人への報酬が必要
- 球団に嫌がられるおそれがある
代理人への報酬額は選手会が定めた「選手会報酬ガイドライン」を尊重して決めることとされており、現在年俸のおおよそ1~2%となることが多いです。
代理人へ支払った報酬は経費として処理できるので、金銭的にはさほどの負担にはならないと言えます。
とはいえ、代理人を利用することで球団に嫌がられ、かえって年俸を下げられるのではないかという不安もあることでしょう。
しかし、契約は双方の合意によって成立するものなので、球団側が一方的に不当な引き下げを行うことはできません。専門家である代理人が的確に交渉することによってこそ、適正な年俸を獲得することが可能となるのです。
交渉ごとは代理人に任せて、選手はプレーに専念して成果を上げる。これがプロ野球選手として望ましいあり方といえるのではないでしょうか。
オールイズワンの代表弁護士である青木芳之は日本プロ野球選手会公認選手代理人に登録していますので、ご依頼いただければ選手に代わって球団と交渉します。
選手の個人的な問題(顧問契約)もサポートします
プロ野球代理人をお引き受けする前に、選手の方々の個人的な問題についてご相談いただける関係があると理想的です。
問題が起きた時点で弁護士を探すのは大変ですし、ご依頼のために多くの費用を掛けなければなりません。ですので、何もない時に費用を支払ってでも顧問契約をしておかれる価値はあります。少し気になっているという段階でご相談いただいておくことで問題が解消することもあります。
また、年俸交渉のご依頼をお考えの場合には、将来の年俸交渉を踏まえ事前にプレーの状況を把握させていただき、様々な場面でのお気持ちやご希望をうかがっておくことで、より良い交渉につながっていきます。
所属球団側が代理人交渉に対し否定的な態度をとる場合、代理人を付けずにご自身で交渉されたければ、交渉に関するアドバイスをさせていただくこともできます(勿論、代理人交渉をご希望であれば、選手会のサポートも得て代理人交渉に応じるよう要求することも可能です)。
その他、財産の管理や、ご家庭をお持ちの場合は不在にされている間のご家族やお住まいに関する問題、ご両親その他のご家族の問題や、金銭トラブル、交通事故、相続、離婚の問題、刑事事件等、プレーへの集中を妨げる事柄の相談相手となり、それを引き受ける人として、弁護士は適任です。
様々な問題を、身近な信頼できる人に頼んだことで、かえって問題が大きくなったり新たな問題が生じてしまうということは珍しくありません。
その点、弁護士は常に依頼人の味方であり(勿論、法的におかしなことは指摘させていただきます)、問題の解決が仕事ですから心配は不要です。
味方にできる弁護士と信頼関係を結び、私たち野球ファンに素晴らしいプレーと勝利を届けて下さい。
プロ野球代理人はオールイズワンにご相談ください
オールイズワンは、プロ野球選手の生活を公私両面からサポートいたします。
プロ野球代理人にご興味があればお気軽にご相談ください。
オールイズワンのプロ野球選手顧問業務費用
<相談費用>
初回1時間まで | 無料(受任の場合は2時間まで無料) |
---|---|
以後、1時間ごと | 11,000円 |
<弁護士費用と対応できる業務内容>
気になることを弁護士に相談! 33,000円/月 |
弁護士との信頼関係を作る! 55,000円/月 |
相談回数を気にしない! 110,000円/月 |
|
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事務所での法律相談 | ○ | ○ | ○ |
電話での法律相談 | ○ | ○ | ○ |
Eメールでの法律相談 | ○ | ○ | ○ |
球場付近その他の場所での相談 | △ (2時間超過は日当が発生) |
○ | ○ |
ご家族からのご相談 | × | ○ | ○ |
契約書・合意書等文書のチェック☆1 | △ ☆1,2合計月1通 |
○ 月1通 |
○ ☆1,2合計月5通 |
対外的書面作成☆2 | △ ☆1,2合計月1通 |
○ 月1通 |
○ ☆1,2合計月5通 |
顧問弁護士としての表記 | ○ | ○ | ○ |
対外的交渉 | × | ○ | ○ |
ご依頼時の弁護士費用割引 | 5% | 10% | 15% |
提携税理士等他の専門家紹介 | ○ | ○ | ○ |
上限活動時間の目安 | 2時間 | 4時間 | 10時間 |
超過時間の報酬(1時間) | 16,500円 | 13,750円 | 11,000円 |
※移動を伴う出張・・・・・日当1時間あたり11,000円(税込)
※諸経費・・・・・・・・・実費精算
※対応する業務内容については、ご相談があれば変更可能です。例えば、月に一度、球場やその近くでのご相談をご希望であればその月の顧問料をあててご相談頂けます。
例)55,000円/月の顧問契約をされ、当事務所から1時間の場所にある球場近くで1時間の相談をされた場合、上記顧問料の一部をそこにあてることができます。基本的にプレーを視察させていただきますが、視察時間は私の趣味ですので費用は掛かりません。
※顧問契約をご依頼の場合、ご相談がない月も時にはありますので、その際は、相談場所に球場付近をご指定下さい。
※育成契約の選手の方については、33,000円/月のコースの業務を11,000円/月でご提供致します。
※支配下契約の選手の方のうち、プロ入り後、1軍での出場試合数の合計が50試合以内の方は、各コースを半額で提供致します。超過時間の報酬金も半額です。
※各コースの超過時間1時間あたりの報酬金額は、月額顧問料を上限活動時間で割った金額です。(例-33,000円コース:33,000円÷2=16,500円)
プロ野球への思い
私は今日までいつも、プロ野球に励まされて生きてきました。
人生、結構いろいろなことがあるものですが、いつの時代のどんな日も、選手たちの一つ一つのプレーや勝利を追い掛ける姿に魅了され、鼓舞されてきたように思います。
そんな日本プロ野球に恩返ししたいという思いが常にあります。
特に、選手の立場に立って、シーズン中のプレーやチームへの貢献について分析的に球団側に伝えて共有し再評価を促す業務には、これまで弁護士として様々な交渉業務を行う中で培った力が生きてくると考えています。
例えば先発ローテーション投手の評価について、勝ち星の数以上には評価されないと言われていますが、先発投手がマウンドを降りた後、チームが鮮やかな逆転を果たした時、誰もが先発投手の粘りの投球が勝利を呼び込んだと考えるゲームは、案外少なくないように思います。
ペナントレース後のクライマックスシリーズや、日本シリーズでの活躍については正しく評価されているのかと気になる選手の方々もおられるのではないでしょうか。
そういったことの一つ一つについて、球団と対話し、本当の意味で納得して、純粋に野球に打ち込める環境なくして、日本プロ野球の発展はないように思います。
代理人をつけることは、球団と戦うことではなく、球団とより良く分かり合うことなのだということが、プロ野球界に浸透しなければ、一線で活躍する選手の方々がメジャーリーグよりも日本プロ野球を選ぶ日は、永遠に来ないのではないでしょうか。
とは言え、恩のある所属球団に対し弁護士を付けるのかと思われたくないという選手の方もいらっしゃると思います。ですので、飽くまで球団との対話を重視し、チームの皆さんが、自分もちょっと相談してみようかと思えるような業務遂行を目指して参りたいと思っております。
次のシーズンに選手が活躍する礎を築き、日本プロ野球を支える一翼を担うことができれば何より嬉しく思います。